213ソーシャルキャピタルの蓄積に向けた地域住民の自己実現活動の拠点づくりに関する研究

榊原 大翔(室蘭工業大学工学部)

要旨:近年,地域住民のつながりの希薄化により,高齢者の孤立化等も懸念され,ソーシャルキャピタルの蓄積が期待されている。地域組織活動と自己実現の価値観には,関係があることが指摘されており,ソーシャルキャピタルの蓄積に向けては,自己実現を促す活動(自己実現活動)が期待され,多くの人々が共同で活動できるような拠点づくりも求められる。例えば,大学カフェは,学生や地域等の多くの人々が共同で関わることが可能であり,上述したような拠点と成り得ると考えられる。そこで本研究では,地域住民の自己実現活動に関するニーズ等を明らかにし,大学カフェ等を念頭に入れた自己実現活動の拠点づくりについて検討することを目的とする。

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213ソーシャルキャピタルの蓄積に向けた地域住民の自己実現活動の拠点づくりに関する研究」への5件のフィードバック

  1. 調査対象住民を高砂地区と水元地区に限定したのは、「大学カフェ」に係るソーシャルキャピタル蓄積のための大学近傍住民の意識把握のためと理解してよいでしょうか?
    また、要旨に「大学カフェ等」との記述がありますが、大学カフェ以外に研究で得られたデータが活用できるような自己実現活動拠点の考えがありましたら紹介ください。

    • ご意見ありがとうございます。
      限定したのは、「大学カフェ」に係るソーシャルキャピタルの蓄積のための地域住民の意識把握のです。
      「大学カフェ」以外には町内会のような地縁組織の拠点を考えていました。

  2. 地域の課題をソーシャルキャピタルの蓄積で解決する道筋を明らかにすることができれば今後、他地域でも参考になる研究かと思いました。
    「拠点づくり」とありますが、この場合の拠点をつくる主体は誰になるのでしょうか?

    • この拠点を作る主体は、大学カフェを運営しているNPOや町内会のような地縁組織、また、このカフェに参入してくる地域民間業者を考えています。

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