12月5日(水)に研究会「北海道におけるPark-PFIを展望する」Part 2を下記の通り開催しました。
会場の北海道大学の講義室には約50名の参加者があり、
話題提供のあとには、会場の参加者を含めたディスカッションが行われました。
日時:2018年12月5日(水)18:00~19:30
場所:北海道大学農学部S21講義室
主催:(公社)日本造園学会北海道支部
後援:(一社) ランドスケープアーキテクト連盟
話題提供 1:橘俊光氏((一社)日本公園緑地協会常務理事)
話題提供 2:金清典広氏((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長)
モデレータ:太田広((国研)土木研究所寒地土木研究所)
まず、Park-PFI推進支援ネットワーク(PPnet)を立ち上げた日本公園緑地協会の橘俊光氏からは、
「都市公園の公募設置管理制度(Park-PFI)とその推進支援ネットワーク(PPnet)について」と題し、
Park-PFIの概要やPark-PFIに係る情報のプラットフォームを目指すPPnetについて紹介いただいたあと、
自らの経験をもとに、地方公共団体が管理する公園等における
民間活力導入のポイントや実際の事例、課題などについてお話いただきました。
次に、「ランドスケープ経営研究会(LBA)」を設立したランドスケープコンサルタンツ協会の金清典広氏からは、
LBA設立の背景、目的、活動などを紹介していただき、
LBAについては、公園だけでなく、まち全体を対象と捉え、「ランドスケープ経営」としたと説明がありました。
また、資金面からエリアマネジメントを支援するBID(Business Improvement District)の一環で再生された、
ニューヨークの「ブライアント・パーク」の例などを紹介いただきました。
話題提供のあとには、会場の参加者を含めたディスカッションが行われ、
地方都市の公園再生に向けた地域の実情や課題、公園だけでなく、まちづくりの課題として考えること、
緑やオープンスペースの経営について、ランドスケープの専門家がどう役割を果たしていくのか、
などについて熱心な討議が行われました。
Park-PFI推進支援ネットワーク
ランドスケープ経営研究会