藤原 周大(北海道大学農学部)
要旨:札幌市は都市部のすぐそばで森や山、川など豊かな自然を見ることができます。また、大通公園や中島公園や北海道大学などにある、花と緑が市民の憩いの場として利用されています。そうした、人々の心の安らぎをここ、熊本に札幌市街の道路の特徴である「碁盤の目」を利用して、表現してみました。
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事務局 北海道大学 大学院農学研究院 花卉・緑地計画学研究室内
〒060-8589 札幌市北区北9条西9丁目
藤原 周大(北海道大学農学部)
要旨:札幌市は都市部のすぐそばで森や山、川など豊かな自然を見ることができます。また、大通公園や中島公園や北海道大学などにある、花と緑が市民の憩いの場として利用されています。そうした、人々の心の安らぎをここ、熊本に札幌市街の道路の特徴である「碁盤の目」を利用して、表現してみました。
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安東 勇人(北海道大学農学部)
要旨:都市緑化フェアin熊本の札幌市としての案として考案いたしました。札幌市は山に囲まれており、季節によって色を変えながら市民に憩いを与えてくれる景色を表現いたしました。冬は斜面を活かしたスキー場となり、多くの市民が札幌ならではの楽しみを享受しています。白い花で斜面にするだけでなく、ハンギングバスケットにすることで降りしきる雪を表現しました。また夏にはラベンダー畑や広大な花畑が札幌だけでなく全道で楽しめます。斜面を覆うカラフルな花畑は北海道ならではではないでしょうか。季節の色をギュッと一つにお楽しみください。
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上杉 鮎香(北海道大学農学部)
要旨:熊本のカルデラをイメージし立体的に土を盛り上げ、カルデラ内に札幌の雪景色を草花で表現する花壇です。札幌は積雪量の多い地域でありつつも人口が多いため、冬には雪景色の中に、建物やイルミネーションなどの人工的な灯りが色とりどりに反射します。このような「札幌らしい」景色を、白を基調とした草花の中に鮮やかな色の花を散りばめることで反射する光を表現したり、草丈のある花を用いて札幌中心部のビル群を表すことで表現したいと考えました。また、熊本の阿蘇カルデラに見立てて立体的に盛り上げた花壇にすることで、2道県の友好を表しています。
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北沢 一樹(北海道大学農学部)
要旨:ブレイクタイムと札幌というテーマを考えた時に「締めラーメン」ならぬ「締めパフェ」 が真っ先に思い浮かびました。北海道産の新鮮な牛乳を使ったソフトクリームやカラフルで様々なフルーツを使ったパフェです。市内にはたくさんのパフェ店があり、 その種類も豊富です。そのパフェに使われているクリームやイチゴ、メロン、黒蜜などの様々な食材を色とりどりの花や資材で立体的に表現しました。このパフェを見ながらあなたのブレイクタイムをお楽しみください。
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要旨:全国的な新型コロナウイルス感染拡大防止を進めている中、国営滝野すずらん丘陵公園(札幌市南区)においてもコロナ影響による公園利用者数は減っている状況にある。道央圏を中心とする広域的なレクリエーションを形成する公園として、北海道や札幌市管理の公園等の公共施設の運営方針を鑑みつつ、コロナ対策を取りながらの管理運営内容経緯や、その中でも大型イベントの実施状況、その他、アンケート調査からコロナ影響による公園利用者の変化等の考察・検討を行ったものを報告する。
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要旨:生育が旺盛で草丈が高く葉の面積が大きく面状に空間を遮るなど、通行上の安全確保の課題があるオオイタドリについて、メッシュシートの被覆によって生育を抑制する方法を検討してきた。本調査では,メッシュシートによる被覆箇所と被覆しない箇所でオオイタドリの地下茎を測定し比較した。その結果、調査箇所ではオオイタドリの地下茎の生育範囲はメッシュシートの有無にかかわらず地表面から深さ45cmであった。また、メッシュシートにより被覆することで、地下茎は被覆しない場合の半分以下の長さと質量になり、メッシュシート被覆により地下茎が減少し、オオイタドリの生育を抑制する効果があることを確認できた。
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要旨:ハマヒルガオ(ヒルガオ科)は自家不和合性であり、訪花昆虫に種子生産を依存している。本研究では、ハマヒルガオの訪花昆虫群集を調査し、海浜周囲の土地利用や都市化との関係を考察することを目的に研究を行った。海浜周囲の都市化の程度が異なる函館市近郊の3箇所の海浜において、6月半ばから7月半ばにかけて訪花昆虫を調査した。現時点では未同定個体もあるが、2科7種の訪花昆虫が記録されており、全3箇所で記録された種はセイヨウオオマルハナバチ(外来種)及びエゾコマルハナバチ(在来種)であった。また、各地点でしか確認できていない種も複数存在した。今後、更に種の同定及び分析を進めて、都市化とその関係について考察する。
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要旨:都市の生物多様性保全は全世界的な喫緊の課題である。先行研究では街路樹空間(植枡)においても多くの野生植物が記録され、都市における植物の種多様性に貢献していると考えられているが、研究事例は少ない。そこで、函館市において、街路樹空間が野生植物の生育地として活用可能かについて検討することを目的とした研究を行った。函館市の道路脇の街路樹空間を調査し、外部から移入・定着した木本植物の種名、被度、植枡サイズや位置を野外調査で記録し、定着種のリスト作成を行った。今後は、緑地からの距離や植栽樹種、管理方法などの違いから街路樹空間に移入・定着可能な最適条件を明らかにするための分析を行う予定である。
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要旨:人工構造物である路面間隙が海崖生植物の生育地となり得るかを明らかにすることを目的とした研究を行った。調査地域は北海道南部の国道228号線沿い(松前郡松前町内約10㎞の区間)で、2021年7月に当地域の34地点(長さ10m)で路面間隙に生育する植物を線状被度法により調査した。その結果、21科50種の維管束植物を記録した。ラセイタソウ、ハマオトコヨモギ、ハマボッスなどの海崖生植物が記録された。海崖地に近い地点の多くで海崖生植物が多く記録され、海崖地から距離の離れた地点では海崖生植物は記録されなかった。以上より、路面間隙は海崖生植物の生育地として機能しているが、海崖からの距離には限界があると考えられた。
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要旨:近年、日本の都市公園では公園活性化の取組みが見られる。地域交流の場の他に、住民以外の利用者にも一つの観光地として提供される。また、外国人観光客というインバウンドによる利用が増加していたことも分かった。都市公園には観光の役割がこれからも高まっていくと考える。都市公園について、住民の利用形態の研究が行われてきたが、本研究では外国人利用者に注目する。札幌市大通公園を事例に、意識調査と写真分析両方を用いて、今までの外国人利用者による利用形態と景観認識を明らかにしたい。外国人利用者という外部者の「まなざし」を通じて、都市公園の観光分野での捉え方を把握し、日本の公園の魅力について考えたい。
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