辻 倖成 (北海道教育大学(函館校)国際地域学科)
要旨:オニハマダイコンCakile edentula(Bigelow)Hook。は北米原産の外来植物である。本種は1981年に初めて国内での生育が確認され、その後多数の生育が報告されている。北海道中北部においては、オニハマダイコンの出現する群落の組成に関する研究はあるが、道南地域では調査されていない。そこで本研究では、道南地域におけるオニハマダイコン群落の立地と、在来植物に与える影響を明らかにすることを試みた。予備調査の結果、オニハマダイコンは海浜の汀線から最も近い打ち上げ帯に10個体から1000個体以上の個体群を形成して生育していることが分かった。ハマニンニクやオカヒジキなどに影響を与えていると考えられるので今後詳細を検討したい。
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