10月 2020のアーカイブ
2020年度日本造園学会北海道支部定時支部総会について
北海道支部に属する日本造園学会正会員 各位
2020年度北海道支部大会「一般部門 審査結果」について
2020年度 一般部門 審査結果
■審査概要
- 一般部門の口頭発表は1件、ポスター発表は1件。
- 着眼点、問題意識、社会性、実用性・応用性、適時性等の観点から審査を行いました。
■全体的な講評
今年度の発表は、北海道の都市や郊外における緑の管理に関し、人口減少社会において国や地方の厳しい財政事情を踏まえた切実な課題に対し丁寧に調査や試験に取り組んだものでした。今年度は,審査の結果、優れた発表と評価された1件にポスター発表優秀賞を授与します。
- ポスター発表優秀賞
佐藤 厚子・畠山 乃(国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所)
「異なるメッシュシートによるオオイタドリの生育状況の比較」
道路管理における実務で大きな問題となっているオオイタドリの除草、防草技術に関して、新しい技術の実証試験を行ったものです。実務の現場からの問題意識に基づき、低コストな維持管理を目的として調査研究したもので、実用性・応用性の観点から優れた発表であると評価されました。
- 口頭発表優秀賞 該当なし
2020年度北海道支部大会「一般部門 審査結果」について
2020年度 一般部門 審査結果
■審査概要
- 一般部門の口頭発表は1件、ポスター発表は1件。
- 着眼点、問題意識、社会性、実用性・応用性、適時性等の観点から審査を行いました。
■全体的な講評
今年度の発表は、北海道の都市や郊外における緑の管理に関し、人口減少社会において国や地方の厳しい財政事情を踏まえた切実な課題に対し丁寧に調査や試験に取り組んだものでした。今年度は,審査の結果、優れた発表と評価された1件にポスター発表優秀賞を授与します。
- ポスター発表優秀賞
佐藤 厚子・畠山 乃(国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所)
「異なるメッシュシートによるオオイタドリの生育状況の比較」
道路管理における実務で大きな問題となっているオオイタドリの除草、防草技術に関して、新しい技術の実証試験を行ったものです。実務の現場からの問題意識に基づき、低コストな維持管理を目的として調査研究したもので、実用性・応用性の観点から優れた発表であると評価されました。
- 口頭発表優秀賞 該当なし
2020年度北海道支部大会「口頭発表・ポスター発表審査結果」について
2020年度口頭発表・ポスター発表審査結果
■審査概要
・ 学生の口頭発表は 3 件,ポスター発表は 21 件の応募がありました。
・ 「新規性」「論理性」「表現力」「質疑応答」の 4 点について審査員 7 名(口頭発表 3名,ポスター発表 4 名)による審査を行いました。
■全体的な講評
・口頭発表
発表件数は 3 件と少なかったものの,いずれの発表も新規性や独創性に富んだ研究であり,
造園学の発展に寄与できる発表でした。今年度はインターネットを介した口頭発表セッション となりましたが,発表を行った学生 3 名が,皆リラックスしており,はきはきとしたプレゼン テーションを行っていたことが印象的でした。
今年度は,総合的に優れていると判断した発表は残念ながらありませんでしたが,着眼点及 び質疑応答が優れていた 1 件に口頭発表奨励賞を授与します。
・ポスター発表
今年度のポスター発表は,Web サイト上にて,ファイルの掲載と質疑応答の書き込みによっ て実施されました。ポスターのみで内容を分かりやすく伝える表現力と,丁寧で明快な質疑応 答が重要となりました。大学での授業課題や卒業研究の中間報告が大半を占めましたが,新た な社会の動きを捉えているものや,独自の視点で意欲的に取り組んでいるものがみられ,今後 の展開に期待が持てる発表が多い印象でした。
以上を踏まえ,特に表現力と質疑応答が高評価で,総合的に優れていると判断した 2 件にポ スター発表優秀賞,着眼点及び今後の発展に期待が寄せられた 1 件にポスター発表奨励賞を授 与します。
■ 口頭発表奨励賞
林 和沙 (北海道大学大学院農学院)
「農業に関する経験が農地景観への愛着や保全意識,農地の多面的機能の理解へ及ぼす影響」
農的経験の差異が農地景観への愛着や保全意識に影響することを定量的に評価しようとした意欲的な研究です。調査対象が学生のみであるなどの問題もあったと思われますが,着眼点が優れており,的確な質疑応答ができていました。今後の研究の発展が期待されます。
■ ポスター発表優秀賞
目時 莉那(札幌市立大学デザイン学部)「そして森は,亡くなった。」
「誕生」を逆説的に捉え,あえて刹那性を強調したタイトルと内容に独創性が感じられます。 また絵本のような描画のタッチにも惹きつけられ,与えられた敷地の自然観や世界観がよく表 現されています。各エリアのモチーフや具体的な配置,アクティビティについては,質疑応答にて的確に回答されており,今後の展開に期待できる,また,夢を与える作品であると評価されました。
木村 仁哉(室蘭工業大学工学部)
「富山県舟橋村における CSV 経営の推進に資するエリアマネジメント勉強会による企業の意識 変革に関する研究」
地方都市における CSV 経営を扱い,また,先進地における取り組みの紹介にとどまらず,現 在進行系の研究会における参加企業の意識変化の過程に着目している点に独創性が認められま す。今後の展開次第では調査手法や研究方針の調整が必要になる段階ではありますが,意欲的 なテーマと,それに結びつく明快な仮説の表現,的確な質疑応答が評価されました。
■ポスター発表奨励賞
菅原 百香・長峯大虎・村上健太郎(北海道教育大学(函館校)国際地域学科)
「絶滅危惧種の生育場所に石垣はどの程度寄与しているか」
人工構造物である石垣が絶滅危惧種の生育場所として重要な意味を持つという着眼点に関心 が集まりました。現地点ではレッドデータブックによる基礎分析の段階ですが,フィールドワ ークにより,より具体的な石垣の条件整理がなされると,生態学に加えてまちづくりやデザイ ン分野でも応用されるなど,深みのある研究への発展が期待される点が評価されました。
2020年度北海道支部大会「口頭発表・ポスター発表審査結果」について
2020年度口頭発表・ポスター発表審査結果
■審査概要
・ 学生の口頭発表は 3 件,ポスター発表は 21 件の応募がありました。
・ 「新規性」「論理性」「表現力」「質疑応答」の 4 点について審査員 7 名(口頭発表 3名,ポスター発表 4 名)による審査を行いました。
■全体的な講評
・口頭発表
発表件数は 3 件と少なかったものの,いずれの発表も新規性や独創性に富んだ研究であり,
造園学の発展に寄与できる発表でした。今年度はインターネットを介した口頭発表セッション となりましたが,発表を行った学生 3 名が,皆リラックスしており,はきはきとしたプレゼン テーションを行っていたことが印象的でした。
今年度は,総合的に優れていると判断した発表は残念ながらありませんでしたが,着眼点及 び質疑応答が優れていた 1 件に口頭発表奨励賞を授与します。
・ポスター発表
今年度のポスター発表は,Web サイト上にて,ファイルの掲載と質疑応答の書き込みによっ て実施されました。ポスターのみで内容を分かりやすく伝える表現力と,丁寧で明快な質疑応 答が重要となりました。大学での授業課題や卒業研究の中間報告が大半を占めましたが,新た な社会の動きを捉えているものや,独自の視点で意欲的に取り組んでいるものがみられ,今後 の展開に期待が持てる発表が多い印象でした。
以上を踏まえ,特に表現力と質疑応答が高評価で,総合的に優れていると判断した 2 件にポ スター発表優秀賞,着眼点及び今後の発展に期待が寄せられた 1 件にポスター発表奨励賞を授 与します。
■ 口頭発表奨励賞
林 和沙 (北海道大学大学院農学院)
「農業に関する経験が農地景観への愛着や保全意識,農地の多面的機能の理解へ及ぼす影響」
農的経験の差異が農地景観への愛着や保全意識に影響することを定量的に評価しようとした意欲的な研究です。調査対象が学生のみであるなどの問題もあったと思われますが,着眼点が優れており,的確な質疑応答ができていました。今後の研究の発展が期待されます。
■ ポスター発表優秀賞
目時 莉那(札幌市立大学デザイン学部)「そして森は,亡くなった。」
「誕生」を逆説的に捉え,あえて刹那性を強調したタイトルと内容に独創性が感じられます。 また絵本のような描画のタッチにも惹きつけられ,与えられた敷地の自然観や世界観がよく表 現されています。各エリアのモチーフや具体的な配置,アクティビティについては,質疑応答にて的確に回答されており,今後の展開に期待できる,また,夢を与える作品であると評価されました。
木村 仁哉(室蘭工業大学工学部)
「富山県舟橋村における CSV 経営の推進に資するエリアマネジメント勉強会による企業の意識 変革に関する研究」
地方都市における CSV 経営を扱い,また,先進地における取り組みの紹介にとどまらず,現 在進行系の研究会における参加企業の意識変化の過程に着目している点に独創性が認められま す。今後の展開次第では調査手法や研究方針の調整が必要になる段階ではありますが,意欲的 なテーマと,それに結びつく明快な仮説の表現,的確な質疑応答が評価されました。
■ポスター発表奨励賞
菅原 百香・長峯大虎・村上健太郎(北海道教育大学(函館校)国際地域学科)
「絶滅危惧種の生育場所に石垣はどの程度寄与しているか」
人工構造物である石垣が絶滅危惧種の生育場所として重要な意味を持つという着眼点に関心 が集まりました。現地点ではレッドデータブックによる基礎分析の段階ですが,フィールドワ ークにより,より具体的な石垣の条件整理がなされると,生態学に加えてまちづくりやデザイ ン分野でも応用されるなど,深みのある研究への発展が期待される点が評価されました。
2020年度 日本造園学会北海道支部大会案内(第3報)
2020年度 日本造園学会北海道支部大会
※2020年度 日本造園学会北海道支部大会案内(第3報)
主催: 公益社団法人 日本造園学会北海道支部
共催: 一般社団法人 ランドスケープコンサルタンツ協会北海道支部、一般社団法人 北海道造園緑化建設業協会
後援: 国土交通省北海道開発局、環境省北海道地方環境事務所、北海道、札幌市、公益社団法人 日本都市計画学会北海道支部
2020 年度日本造園学会北海道支部大会は、新型コロナウィルス感染症の終息が見通せないことなど諸事情を勘案した結果、参加者の安全と健康を守る観点から、従来の参集型の開催形式からウェブ開催形式といたします。研究・事例報告(口頭発表、ポスター発表)はウェブサイト上で発表要旨、ポスターを閲覧する形式で開催いたします。大会参加申込者には閲覧に必要なパスワードを発行いたします。ウェブ開催に伴い例年実施していた講演、シンポジウム、交流会は中止とさせていただきます。
◇会期・会場
- 会期:10 月10日(土)~10月18日(日)
- 会場:WEB開催(北海道支部ホームページ特設サイト)
◇研究・事例報告発表申込み
造園分野に関連する計画、設計、調査、研究活動などの成果をご発表ください。
- 【研究・事例報告 口頭発表】
- 8 月28日(金)までに専用フォーム(http://urx3.nu/RlHZ)を使用してお申し込みください。様式にしたがい発表要旨を作成し、提出期限(9月下旬)までに提出して下さい。詳細は追ってご案内いたします。<申込みは締め切りました>
- 【研究・事例報告 ポスター発表】
- 8月28 日(金)までに専用フォーム(http://urx3.nu/Wn8r)を使用してお申し込みください。様式にしたがいポスターを作成し、提出期限(9月下旬予定)までに提出して下さい。<申込みは締め切りました>
- 口頭発表はWebサイトにおける発表要旨の提示と質疑に加え、zoomなどによるリアルタイム配信を準備中です。発表者および大会参加申込者には、別途ご案内いたします。
- 会期中に口頭発表、ポスター発表それぞれから優秀な発表を学生部門・一般部門ごとに選出し、支部として表彰いたします。審査結果と受賞者の発表は、会期中に北海道支部ホームページで公開予定です。
◇支部総会
- 支部総会は、smoosyを通じ北海道内の学会員に議案を送付し、メール審議を行います。審議結果はsmoosyにて報告いたします。なお議案の送付、審議は支部大会会期後となりますので、あらかじめご了承ください。
◇大会参加費
参加費は無料とします。
◇大会参加申込み
10月9日(金)までに、専用フォーム(https://tinyurl.com/y3mfa58h)からお申し込みください。
10月8日(木)までにお申し込みいただいた方:10月9日(金)までに、
10月9日(金)にお申し込みいただいた方 :10月10日(土)支部大会開始前までに、お申し込みいただいたメールアドレス宛て、大会参加に必要なID、パスワードをお送りします。
◇CPD
造園CPDプログラム認定(口頭発表2単位、ポスター発表1単位)を申請中です。
◇要旨集/会報
『令和2年度 日本造園学会北海道支部大会 研究・事例報告発表要旨/会報』はPDFファイルで大会参加者に配布予定です。
別途、冊子版の郵送をご希望の方は、支部大会参加申込フォームにご入力の上、必要分の切手を貼り付けた返信用封筒を事務局(下記:冊子請求先)あてにご送付ください。
■支部大会参加申込フォーム https://tinyurl.com/y3mfa58h
■入力期限:10月9日(金)
■返信用封筒
返信用封筒の表面には、返送先の住所および氏名を明記してください。
返信用封筒には希望部数に応じて規定の返信切手を貼ってください(下記参照)。
希望部数 |
切手料金 |
1部 |
250円 |
2部 |
390円 |
3〜5部 |
580円 |
6〜10部 |
1,040円 |
(※2019年度の冊子重量を元に算出。頁数の増減によって切手料金に変更がある場合があります。)
■冊子請求先:
日本造園学会 北海道支部事務局
005-0864 札幌市南区芸術の森1丁目 札幌市立大学デザイン学部内
担当:大島 卓
011-592-2624
m.ohshima@scu.ac.jp
◇問合せ先
日本造園学会 北海道支部事務局
005-0864 札幌市南区芸術の森1 丁目 札幌市立大学デザイン学部内
担当:椎野亜紀夫 電話011-592-2617 a.shiino@scu.ac.jp
2020年度 日本造園学会北海道支部大会案内(第3報)
2020年度 日本造園学会北海道支部大会
※2020年度 日本造園学会北海道支部大会案内(第3報)
主催: 公益社団法人 日本造園学会北海道支部
共催: 一般社団法人 ランドスケープコンサルタンツ協会北海道支部、一般社団法人 北海道造園緑化建設業協会
後援: 国土交通省北海道開発局、環境省北海道地方環境事務所、北海道、札幌市、公益社団法人 日本都市計画学会北海道支部
2020 年度日本造園学会北海道支部大会は、新型コロナウィルス感染症の終息が見通せないことなど諸事情を勘案した結果、参加者の安全と健康を守る観点から、従来の参集型の開催形式からウェブ開催形式といたします。研究・事例報告(口頭発表、ポスター発表)はウェブサイト上で発表要旨、ポスターを閲覧する形式で開催いたします。大会参加申込者には閲覧に必要なパスワードを発行いたします。ウェブ開催に伴い例年実施していた講演、シンポジウム、交流会は中止とさせていただきます。
◇会期・会場
- 会期:10 月10日(土)~10月18日(日)
- 会場:WEB開催(北海道支部ホームページ特設サイト)
◇研究・事例報告発表申込み
造園分野に関連する計画、設計、調査、研究活動などの成果をご発表ください。
- 【研究・事例報告 口頭発表】
- 8 月28日(金)までに専用フォーム(http://urx3.nu/RlHZ)を使用してお申し込みください。様式にしたがい発表要旨を作成し、提出期限(9月下旬)までに提出して下さい。詳細は追ってご案内いたします。<申込みは締め切りました>
- 【研究・事例報告 ポスター発表】
- 8月28 日(金)までに専用フォーム(http://urx3.nu/Wn8r)を使用してお申し込みください。様式にしたがいポスターを作成し、提出期限(9月下旬予定)までに提出して下さい。<申込みは締め切りました>
- 口頭発表はWebサイトにおける発表要旨の提示と質疑に加え、zoomなどによるリアルタイム配信を準備中です。発表者および大会参加申込者には、別途ご案内いたします。
- 会期中に口頭発表、ポスター発表それぞれから優秀な発表を学生部門・一般部門ごとに選出し、支部として表彰いたします。審査結果と受賞者の発表は、会期中に北海道支部ホームページで公開予定です。
◇支部総会
- 支部総会は、smoosyを通じ北海道内の学会員に議案を送付し、メール審議を行います。審議結果はsmoosyにて報告いたします。なお議案の送付、審議は支部大会会期後となりますので、あらかじめご了承ください。
◇大会参加費
参加費は無料とします。
◇大会参加申込み
10月9日(金)までに、専用フォーム(https://tinyurl.com/y3mfa58h)からお申し込みください。
10月8日(木)までにお申し込みいただいた方:10月9日(金)までに、
10月9日(金)にお申し込みいただいた方 :10月10日(土)支部大会開始前までに、お申し込みいただいたメールアドレス宛て、大会参加に必要なID、パスワードをお送りします。
◇CPD
造園CPDプログラム認定(口頭発表2単位、ポスター発表1単位)を申請中です。
◇要旨集/会報
『令和2年度 日本造園学会北海道支部大会 研究・事例報告発表要旨/会報』はPDFファイルで大会参加者に配布予定です。
別途、冊子版の郵送をご希望の方は、支部大会参加申込フォームにご入力の上、必要分の切手を貼り付けた返信用封筒を事務局(下記:冊子請求先)あてにご送付ください。
■支部大会参加申込フォーム https://tinyurl.com/y3mfa58h
■入力期限:10月9日(金)
■返信用封筒
返信用封筒の表面には、返送先の住所および氏名を明記してください。
返信用封筒には希望部数に応じて規定の返信切手を貼ってください(下記参照)。
希望部数 |
切手料金 |
1部 |
250円 |
2部 |
390円 |
3〜5部 |
580円 |
6〜10部 |
1,040円 |
(※2019年度の冊子重量を元に算出。頁数の増減によって切手料金に変更がある場合があります。)
■冊子請求先:
日本造園学会 北海道支部事務局
005-0864 札幌市南区芸術の森1丁目 札幌市立大学デザイン学部内
担当:大島 卓
011-592-2624
m.ohshima@scu.ac.jp
◇問合せ先
日本造園学会 北海道支部事務局
005-0864 札幌市南区芸術の森1 丁目 札幌市立大学デザイン学部内
担当:椎野亜紀夫 電話011-592-2617 a.shiino@scu.ac.jp
222 異なるメッシュシートによるオオイタドリの生育状況の比較
佐藤 厚子・畠山 乃(国立開発法人 土木研究所 寒地土木研究所 寒地地盤チーム)
要旨:北海道に広く生育しているオオイタドリは、生育が旺盛であるため道路上まで繁茂し交通安全上の課題となり、生育を抑制できる安価な維持管理方法が求められている。その対策のひとつとして、オオイタドリの生育している箇所をメッシュシートで被覆する方法がある。しかし、メッシュシートの目合いに関する報告例は少ない。そこで、目合いを変えた3種類のメッシュシートにより、施工性やオオイタドリの生育状況を調べた。その結果、調査1年目の結果ではあるが、目合いが大きなメッシュシートでもオオイタドリの生育を抑制できた。
[pdf-embedder url=”http://www.jila-hokkaido.com/wp-content/uploads/2020/08/P20-222.pdf”]
注意! 発表資料を無断でコピー、転載しないでください。スクリーンショットもご遠慮ください。
221 函館山林床における絶滅危惧種コジマエンレイソウの生育地特性に関する研究
高木 雄登(北海道教育大学(函館校)国際地域学科)
要旨:函館山に自生する林床植物、コジマエンレイソウ(シュロソウ科エンレイソウ属)は、環境省のレッドリストにおいて、絶滅危惧Ⅱ類に指定されており、今後保護を見込まれる種である。一方で、本種は、函館山において、大集団を形成していることがある。函館山におけるコジマエンレイソウの生育地特性の把握のために、林内の29か所にコドラートを設置し、光環境や土壌水分および植生の調査を実施した。分析途中ではあるが、天空率や土壌含水率がコジマエンレイソウの被度に影響しているようには見えない。今後は、成立している群落タイプの違いとこれらの環境要因との関係について分析する予定である。
[pdf-embedder url=”http://www.jila-hokkaido.com/wp-content/uploads/2020/08/P20-221.pdf”]
注意! 発表資料を無断でコピー、転載しないでください。スクリーンショットもご遠慮ください。