ここのプログラムは造園CPD認定プログラムです。
[ID:8125] 2024-08-31 「見学会「炭都夕張を歩く~破綻と再生のランドスケープ~」」
[単位]4.0
認定番号:24-0257
事務局 北海道大学 大学院農学研究院 花卉・緑地計画学研究室内
〒060-8589 札幌市北区北9条西9丁目
ここのプログラムは造園CPD認定プログラムです。
[ID:8125] 2024-08-31 「見学会「炭都夕張を歩く~破綻と再生のランドスケープ~」」
[単位]4.0
認定番号:24-0257
今年の日本造園学会北海道支部見学会は、「炭都夕張を歩く~破綻と再生のランドスケープ~」をテーマに、石炭博物館や今も残る炭住、ズリ山など特異なランドスケープの成立の背景や歴史に着目し、明治期以降、北海道の基幹産業であり、日本の産業、エネルギーを支えた石炭、炭鉱の閉山から「バリバリ夕張」に象徴される観光開発と財政破綻、そして、再生へと続く、夕張のまちづくりの代表的な施設とこれが作り出すランドスケープを巡ります。
主催:公益社団法人日本造園学会北海道支部
日時:2024年8月31日(土) 9:00(札幌駅北口集合)~17:30頃( 大通4丁目解散)
見学先:夕張石炭博物館、幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば、拠点複合施設りすた、清水沢ズリ山など
参加予定:27名(先着順)
参加費:(施設入場料、昼食代を含みます)
一般(会員以外) 4,000円
日本造園学会員、学生 3,000円
夕張市石炭博物館は、石炭産業について石炭と炭鉱をテーマに、石炭の生成から開発、利用など技術や労働、生活を実物の資料、坑道、石炭層などを紹介しています。夕張市石炭博物館では、指定管理者であるNPO法人炭鉱の記憶推進事業団常務理事の酒井裕司氏(日本造園学会会員)に解説いただきます。
幸福の黄色いハンカチ想い出ひろばは、1977年公開『幸福の黄色いハンカチ』(山田洋次監督)で高倉健が演じた主人公島勇作と妻光枝(倍賞千恵子)が再会を果たす感動のラストシーンを再現した施設です。自由見学します。
最後に、もっとも炭鉱らしさが残る清水沢エリアでは、眺望の良いズリ山など炭鉱遺産や南部列車公園(旧三菱南大夕張駅跡)を一般社団法人清水沢プロジェクト代表理事の佐藤真奈美氏のガイドで巡ります。
炭鉱遺産と夕張のまちづくりの代表的な施設を関係者の解説付きで巡る見学会へ、皆さまのご参加をお待ちしております。日本造園学会員以外の方も大歓迎です。
申込方法:8月25日(日)23:55までにpeatixよりお申し込み願います。
https://jila-hokkaido20240831.peatix.com
コンビニ/ATM払いを選択する場合には、注文1件あたり220円の手数料が購入者負担となります。コンビニ/ATMでの支払期限は、お申し込みから3日以内となります。
見学会当日は、Peatixのウェブサイトのチケット画面を印刷した紙、または、Peatixアプリ(無料)に表示される電子チケットをお持ち願います。
集合時間、集合場所等の詳細は前日までに参加者の皆さまに電子メールでご案内する予定です。
昼食は夕張市石炭博物館会議室にてお弁当を用意しています。
途中徒歩で移動しますので、歩くのに適した服装、靴でお越し下さい。ずり山に登る際などは足元に十分気を付けて下さい。
主催者では国内旅行傷害保険等は加入しておりません。必要な方は各自加入をご検討願います。
中止の連絡と参加費の返金:
悪天候など主催者の判断で、見学会を中止する場合があります。中止の場合には、前日までにPeatixを通じてお知らせするとともに、電子メールで参加者の皆さまに連絡します。主催者の判断で中止する場合は、参加費より手数料を差し引いた金額を返金いたします。
参加者の都合による不参加の場合は返金できませんので予めご了承願います。
コーディネート及び問い合わせ先:
太田広(北海道支部運営委員)
hpcsenmu【@】hoso-jigyo.or.jp
*【@】は半角@に変更して下さい。
今年の日本造園学会北海道支部見学会は、『北海道の公園150年』(令和4年3月発行)より、「北広島市の公園史」に記されている北広島市の新旧のランドスケープ、国史跡「旧島松駅逓所」と今年開業した「北海道ボールパーク Fビレッジ」に焦点を当て、注目の施設を巡ります。
主催:公益社団法人日本造園学会北海道支部
日時:2023年8月20日(日) 9:30(札幌駅北口集合)~17:00頃(札幌駅北口解散)
見学先:旧島松駅逓所(北広島市)、F VILLAGE(北広島市)、サッポロビール庭園(恵庭市)*
*「サッポロビール庭園」は、状況により見学しない場合があります。
参加定員:33名(申込先着順)
参加費:(施設入場料を含みます)
申込期限:7月14 日(金)18:00までにpeatixよりお申し込み願います。
https://jila-hokkaido20230820.peatix.com
島松駅逓所は、明治以降最も早くに建てられた駅逓の一つで、札幌本道(現・国道36号)の開通に伴い、交通の要衝として設置されたものです。また、札幌農学校(現・北海道大学)教頭として、米国から招かれていたクラーク博士が、明治10年4月の帰国の際、見送った生徒たちに対し、「ボーイズ・ビー・アンビシャス」という有名な言葉を残した地でもあり、「クラーク記念碑」が建てられています。
北海道ボールパーク F VILLAGEは、昭和45年の広島町総合開発計画で、野球場、プール、テニスコート等を配置した総面積56haの総合運動公園建設構想が計画されたことに始まります。平成5年には総合運動公園計画地を都市計画決定し、平成8年に基本設計が実施されました。平成27年に国が進める官民連携の推進方策に倣い、総合運動公園における官民連携による整備の調査に着手しました。平成30年にボールパーク建設候補地として正式決定され、運動公園の核となる新球場が日本初の屋根開閉式の天然芝フィールドとして今年開業しました。
また、F VILLAGE GARDENは、北海道を中心に国内外で高い評価を得る高野ランドスケーププランニングが監修、ガーデン・デザインは、「チェルシー・フラワーショー2019」ゴールドメダリストの柏倉一統氏と佐藤未季氏が担当しました。
F VILLAGE GARDENは高野ランドスケーププランニングの村田周一氏(日本造園学会会員)が解説します(予定)。また、エスコンフィールドは、グランドウォークをはじめ、チームエリアやインタビューエリアなどボールパークの裏側をファイターズガールの案内で見学します。
2023年話題のF VILLAGを含む、北広島市の新旧ランドスケープを設計者の解説付きで巡る見学会へ、皆さまのご参加をお待ちしております。日本造園学会員以外の方も大歓迎です。
ツアー・コーディネート及び問い合わせ先:
太田広(日本造園学会北海道支部運営委員会)
hpcsenmu【@】hoso-jigyo.or.jp
*【@】は半角@に変更して下さい。
見学会「アイヌ文化のランドスケープを訪ねて」開催報告
日時:2021年11月6日(土)
見学先:民族共生象徴空間(白老町)、重要文化的景観(平取町)、平取町立二風谷アイヌ文化博物館(平取町)
レクチャー講師:堀江純子氏(アイヌ民族文化財団)、長田佳宏氏(平取町教育委員会)
コーディネート:太田広(国立研究開発法人土木研究所)
主催:日本造園学会北海道支部
協力:アイヌ民族文化財団、平取町教育委員会
見学会「アイヌ文化のランドスケープを訪ねて」が11月6日(土)に行われました。日本造園学会北海道支部が主催する見学会は、昨年度、新型コロナウイルス感染拡大により中止となり、今年度も感染状況が心配されましたが、北海道の感染状況は十分落ち着いていることから、感染対策をとった上で、予定通り実施されることとなりました。大学・研究機関、ランドスケープ・コンサルタント、造園建設業、学生、一般など10名の参加がありました。
1箇所目の見学先であるウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして、2020年に白老町に開設されました。ウポポイでは、国立アイヌ民族博物館等を自由見学したあと、『2020年度日本造園学会北海道支部大会研究・事例報告発表要旨/会報』の特集記事に「ウポポイとアイヌの有用植物」と題してご寄稿いただいた、アイヌ民族文化財団の堀江純子氏に「ウポポイとアイヌの有用植物」に関連してレクチャーただきました。レクチャーは、昨年度の寄稿を幅広く発展させた内容で、ウポポイの位置づけから、アイヌ文化の祭事やこれに用いる植物、これらの有用植物を入手する上での課題、また園内で再現しようしている植生や植物の展示方法の検討状況などについて、写真や資料で分りやすく紹介いただきました。レクチャー後に行われた質疑応答では、アイヌ文化では草花を楽しむ文化はあるかという問いに対して、有用植物400種以上にアイヌ名があるが、有用でない植物については名前がないということ、アイヌ文化の紹介に用いる有用植物の調達に課題があることや、周辺自然林に生育する有用植物の育成や利用、観察など含め連携への取り組みなどについて、質疑や今後への期待が議論されました。予定時間を大幅に超えて、大変中身の濃い、示唆に富む解説が行われました。
2箇所目の見学先である平取町立二風谷アイヌ文化博物館では、平取町教育委員会の長田佳宏氏から、新型コロナウイルス感染対策として導入されたワイヤレスガイドの受信機、ヘッドホンを通じて、博物館やダム湖周辺の重要文化的景観については屋外で、また、博物館の主な展示物については館内で、2時間近くに渡り、大変詳しく、かつ、熱心な解説をいただきました。2007年に重要文化的景観に選定された「アイヌの伝統と近代の開拓による沙流川流域の文化的景観」では、アイヌ文化に欠かせない樹木を含む森林植生が近代以降の森林施業などにより変化していることや、アイヌ文化伝承のための活動として、植樹が続けられていることや、チセ(アイヌの家屋)の修復などが地域住民により行われている意義等について、解説いただきました。参加者からは「大変有益でした」「理解が深まりました」 「景観の考え方や針広混交林等参考になることが多かったです」などの感想が寄せられました。
見学会「アイヌ文化のランドスケープを訪ねて」のご案内
日時:2021年11月6日(土)8:30(札幌駅集合)~18:00頃(札幌駅解散)
見学先(予定):民族共生象徴空間(白老町)、重要文化的景観(平取町)、平取町立二風谷アイヌ文化博物館
主催:日本造園学会北海道支部
協力(予定):アイヌ民族文化財団、平取町教育委員会
参加定員:25名(申込先着順)
参加費:(施設入場料を含みます)
*昼食はウポポイ(民族共生象徴空間)園内レストラン、フードコート等で各自適宜お取り願います。
ご案内
ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌの歴史・文化を学び伝えるナショナルセンターとして、長い歴史と自然の中で培われてきたアイヌ文化をさまざまな角度から伝承・共有するとともに、人々が互いに尊重し共生する社会のシンボルとして、また、国内外、世代を問わず、アイヌの世界観、自然観等を学ぶことができるよう、2020年に白老町に開設されました。
一方、2007年に重要文化的景観に選定された「アイヌの伝統と近代の開拓による沙流川流域の文化的景観」は、アイヌ文化の諸要素及びアイヌ固有の信仰や自然観を現在にまでとどめながら、近代開拓期以降の農林・畜産業に伴う土地利用がその上に展開することによって形成された重層性が示す貴重な文化的景観です。平取町立二風谷アイヌ文化博物館では、沙流川流域のアイヌ文化を学ぶための標識的な資料として、重要文化的景観にも選定されたチセ群のほか、アイヌの民具、視聴覚資料、関係図書等が納められています。
このうち、ウポポイ(民族共生象徴空間)については、2020年度日本造園学会北海道支部大会『研究・事例報告発表要旨/会報』において特集され、アイヌ民族文化財団の堀江純子氏に「ウポポイとアイヌの有用植物」と題して、寄稿いただきました。
今回の見学会では、堀江純子氏より「ウポポイとアイヌの有用植物」について、ウポポイ現地でレクチャーいただくとともに、平取町では平取町立二風谷アイヌ文化博物館館長の長田佳宏氏より「アイヌの伝統と近代の開拓による沙流川流域の文化的景観」などについて解説いただくことを計画しています。アイヌ文化やこれを育むランドスケープに関心のある皆さまのご参加をお待ちします。
レクチャー講師(予定):
堀江純子氏(アイヌ民族文化財団)
長田佳宏氏(平取町教育委員会)
コーディネート及び問い合わせ先:
太田広(日本造園学会北海道支部運営委員会)
oota-h8911【@】ceri.go.jp
*【@】は半角@に変更して下さい。
参加申込方法:
「2021年11月3日(水)18:00までに、「専用サイト」からお申し込み願います。申込受け付け及び参加費の決済(クレジットカード払いまたはコンビニ/ATM払い)は、イベント管理システムPeatixを利用します。2021年10月20日(水)より日本造園学会会員から先行受付を開始します。」
参加者の皆さまはPeatixが発行するチケット(参加券)を印刷してお集まり願います。集合場所等の詳細は前日までに参加者の皆さまに電子メールでご案内する予定です。
新型コロナウイルス感染対策について:
中止の連絡と参加費の返金:
*主催者では国内旅行傷害保険等は加入しておりません。必要な方は各自加入をご検討願います。